登山とビバークの心得

ビバーク1

出典http://URL:http://www.mtsn.jp/new_images/journal/MIYAZAKI_201410/_MG_9243–.jpg

ビバーク とは予期しない野宿(野営)のことです。緊急事態の時の1つの対応です。

登山では、天候の急変、道に迷う、捻挫、骨折などの負傷、日没、などビバークせざるをえない状況になる場合が十分あり得ます。

頑張って予定通りの山小屋まで進むのかあるいは引き返すか、今置かれている状況の中で最適な方法を選ばなくてはなりません。

どちらを取っても遭難の危険性があるならば、もう1つの選択肢としてビバークがあります


ビバークは決して特別な行為ではありません

この選択肢を持つことは別に悪いことではありません。

ビバークするかどうかは早めに決めなければなりません。

ビバークするとなるとやるべきことが色々あります。

日没になってから暗くなってから決断ではビバークの準備は大変です。

ビバークはまずは場所をどこにするか決めなくてはなりません。

雨で雨水が流れる通り道や風雨がまともに降りかかる場所、落石や落雷の危険性のある場所も避けなければなりません。

渓流は危険場所が多いです、急に水嵩が増え鉄砲水の危険があります。

こうしたことを予め念頭に置いておきましょう。

負傷して足など捻挫、骨折した場合のビバークは極めて厳しいですが、両手と動ける足を使っいできる範囲で少しでも安全と思える場所に移動しなければなりません。


近辺の薪を拾うことです

冷えた体を温めるために焚火のための薪です。

日が暮れる前にできるだけたくさん集めておきます。

しかし着火する道具を持っていなくてはなりません。これも山行きの必需品です。

山の焚火は基本的に厳禁です

しかし生死にかかわる事態と考えれば仕方ないことです。

山火事には細心の注意が必要です。

また消火の際には確実に消えていることを確認するある程度の待ち時間が必要です。(残り火で大きな山火事になった例があります。)


食料の確認です

なるべく長時間長期間、無くならないように計算して飲み食いします。

そして防寒対策です。山は夜になると急に冷え込みます。

雨具や防寒着などを着込み、地面からの冷えを防ぐためザックをお尻の下に敷きます。

またむやみに動かないことです。できるだけ体力は温存しなくてはなりません。


ツェルト

装備でツェルトと呼ばれる簡易テントがあります。

テントというよりテントの形をした薄いナイロンシートのことです。

これを持っているとさらに風雨や防寒に対してかなり有効です。

ザックを地面に置いて、頭からすっぽりツェルトをかぶり、ナイロン生地の余りを足元にまとめてしまえば、風でばたばたしなくなります。

重さも1人用なら300gくらいですから、あまり負担にはなりません。

例え日帰り登山であってもツェルトはザックの中にいれておくべき装備品です。

単なる日没によるビバークであれば、明るくなったらすぐに行動し、下山するか、登山道を探します。但しさらに迷い込む可能性もありますので注意しながら行動しましょう。

負傷して動けなかったり、戻る方向が全く分からなかった場合は救援を待つしかありません。

登山届が提出してあれば必ず救援が入ります。

また通話手段があれば110番にかけて救援を要請します。その時、地図とコンパスで現在位置を確認し伝えなければなりません。

地形が交信不能の場合もあります。

この時は見晴らしのよいところまで移動すれば交信できる可能性があります。

動けなければ体力の温存を図りながら待機するしかありません。

しかし登山届も出していない場合はその人の存在を誰も知りませんから、何らかの方法でここに人が居ることを知らせなければなりません。

焚火をして煙を上げる、大声を出す、笛を吹く、あるいは地図とコンパスで現在位置を確認して、近くの人が通りそうな登山道や避難小屋を探し、そこに向けて全力で移動するしかありません。


今回のまとめ

登山とビバークの心得
ビバークは決して特別な行為ではありません
近辺の薪を拾うことです
食料の確認です
ツェルト

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