キャンプ業界の王者コールマン

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 【創業は100年前】

コールマン(=米・COLEMAN)については、もはや語るまでもない世界No.1のアウトドア用品メーカー。

ここは若干控えめに「キャンプ用品メーカー」と言った方が分かりやすいかも知れませんが。 とにかく、キャンプ用品、アウトドア用品を取り扱っている店で、コールマンを置いていない店舗は、まず皆無と言っていいでしょう。

創業は、100年以上前の1900年。 日本では、ようやくチョンマゲじゃないヘアスタイルに慣れた頃。アメリカには、アウトドアメーカーが誕生していたわけです。 とは言え歴史ということだけなら、日本にはそのチョンマゲ時代以前より、世界最古の企業があったわけですが(大阪の金剛組。587年の創業)。 驚くべきは、その歴史ではありません。

コールマン創業から20年、1920年頃には、アメリカはモータリゼーションブームが到来していて、オートキャンプのスタイルが確立。
コールマンはこの時すでにキャンプ用品メーカーとして躍進していたのです。 日本にスバル360が登場したのが1958年。映画『三丁目の夕日』の時代で、オート三輪がパタパタ走り始めましたが、オートキャンプなど、とてもとても。 日本にも、オートキャンプ場がだいぶ登場しましたが、それでも、当時のアメリカのスタイルにはまだまだおよびません。

つまり、ざっと90年以上の差がつけられている、と言ってもいいでしょう。 さすがレジャー先進国と認めざるをえません。

そういう土壌であったからこそ、現在のコールマンがあるのです。


 【日本で最初に着目したのは漁師?】

日本のアウトドア用品メーカーの先駆『モンベル』が1975年の創業、しかも登山用具のメーカーであって、レジャーとしてのアウトドアメーカーではありませんでした。 1975年では、まだまだ日本のアウトドア需要は、開化していなかったのです。

奇しくもその1年後に、コールマンの日本支社が設立されました。 そういう見方をすれば、この年が、日本のアウトドア草創期と言ってもいいかも知れません。 しかし、まだ「アウトドア」という言葉さえ定着していなかった日本に、どうしてコールマンは進出してきたのでしょう?

将来の大市場を見込んだ?もちろん、そうした先見性もあるかも知れません。 が、先見性という意味では、日本でもコールマン製品に着目していた業界がすでにあったのです。 それは、「アウトドア派」でも、もちろん「キャンパー」でもなく、なんと漁師さん! 漁業関係者は、波風に耐える灯火として、コールマンのランタンを、かなり早くから用いていたのです。

実業に用いられたところが、なんともコールマンらしい話ですが(コールマンは当初、アメリカ軍隊で多く用いられた)、そう考えてみれば、小柳ルミ子の『漁り火恋歌』などは、コールマンなしには生まれなかった?かも知れません。


今回のまとめ

キャンプ業界の王者コールマン
創業は100年前
日本で最初に着目したのは漁師?

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