富士山登山 初心者はルート選びが大事!

富士山登山 初心者はルート選びが大事!

写真出典

年間20万人を超える 富士山 の登山客、高さも日本一ですが、登山客の数も圧倒的に他の山より多いです。そうした人気の山ですが、初心者にはなかなか手ごわい山です。登山ルート を選ぶのも重要いなってきます。

結構トラブルも多いです。最大の難敵は高山病。誰でも罹るわけではありませんが、登山計画に余裕がなく、体調がすぐれない人がかかりやすい。7合目から9合目にかけて登山道にうずまくっている人をよく見かけます。

次がスリップ、転倒による捻挫、骨折事故です。富士山は全体的に登山道がガレ場となっています。歩きやすい登山道ではありません。他の山と比べてもかなりよく整備されている方ですが、岩がごろごろして、浮石に足を取られて転倒し手足が捻挫するトラブルが頻発しています。

折角楽しみに来た登山が台無しとなり、後味の悪い結果となります。余裕を持った登山計画の下で体調を整えて登頂するようにしましょう。


登山計画

登山計画を作る上において最初に決めなくてはならないのがルートです。富士山登山には基本的に4つのルートがあります。それぞれ特徴があり、行動時間や標高差などが異なります。それらのデータを比べて見て、自分に一番合ったルートを選ぶ必要があります。

4つのルートとは吉田ルート須走ルート御殿場ルート富士宮ルートです。


渋滞度

平成27年度の登山者数は環境省関東地方環境事務所の調査(各ルート8合目に赤外線カウンターを設置)によると総登山者数は204,447人で前年度より減少しています。

  • 吉田ルート     117,287人(57%)
  • 須走ルート   21,431人(10.5%)
  • 御殿場ルート  14,296人(7%)
  • 富士宮ルート  51,453人(25.5%)

というデータが出ています。圧倒的に吉田ルートに集中していることが分かります。

あの名高いすさまじい混雑ぶりは吉田ルートのことです。旅行会社の団体ツアーはアクセスの関係でほとんど吉田ルートを使っていますからなおさらです。

富士山の開山は毎年吉田ルートが7月1日ごろ、須走、御殿場、富士宮ルートは7月10日ごろです。(閉山は吉田ルート9月14日ごろ、須走、御殿場、富士宮は9月10日ごろ)このシーズン期間中で見ると、ほとんど土日とお盆に集中しています。7月の下旬までと8月の下旬から9月閉山までが比較的に空いています。ツアーの場合は日程が先に決まっていますから難しいですが、数人で登山するなら8月下旬から9月閉山までがおすすめです

また、吉田ルートを避けて他の富士宮ルートなどを選択すればもう少し楽に登れます。


体力度で見る

各ルートは往復距離、行動時間(登り、下り)、標高差などが異なります。ご自分の体力やグループの年齢層などを勘案してルートの決定をする必要があります。

 

往復の距離

登り時間

下り時間

標高差

登山口の標高

吉田ルート

14km

6時間10分

3時間30分

1450m

2300m

須走りルート

13km

6時間50分

3時間20分

1800m

2000m

御殿場ルート

17.5km

8時間10分

4時間20分

2300m

1450m

富士宮ルート

8.5km

5時間30分

3時間50分

1350m

2400m

吉田ルートと須走ルートを比較すると登山口の差で標高差はありますが、概ね距離、行動時間ともによく似ています。大混雑の代替ルートとして須走ルートがおすすめです。

富士宮ルートが最も頂上に近く、登山口の標高も高いため他のルートのどれよりも早く登頂できます。日帰り登山も可能です。但し短い分、急登となり体力が必要です。

しかしこの標準時間にこだわらず、ゆっくり登れば初心者でも大丈夫です。

御殿場ルートは最長で行動時間も長いです。初心者向きではありません。長い時間歩き続ける体力と気力が必要で健脚者向けです。しかし登山道は土日でも空いていますので富士山をじっくり楽しむにはこのルートが最高です。

吉田ルートは富士山といえば吉田ルートというくらいメジャーなルートです。登山道の整備も山小屋の数もその他の設備も圧倒的に充実しています。初心者にも易しいル-トですがあまりに人が多すぎる。土日の山小屋は1枚の布団に3人が寝る、というすさまじい混雑ぶりです。とてもしっかり睡眠が取れる環境ではありません。

睡眠が取れませんと、初心者には翌日山行きが非常に辛くなります。


各ルートの特徴

吉田ルート・・・最も人気の高いルートです。富士スバルライン5合目が登山口です。関東地区からのアクセスが抜群です。山小屋もルート上に20数軒あり、臨時診療所や郵便局まであります。数々の施設も充実しています。しかし団体ツアー客が多い。

須走ルート・・・標高差はありますが、吉田、富士宮ルートに比べて登山者もすくなく吉田ルートの代替ルートとしておすすめです。下りは有名な急斜面を下る砂走りが楽しめます。

御殿場ルート・・・標高差も大きく、距離も長いのが特徴です日帰りはとても無理ですから、途中山小屋泊が入ります。混雑することはありませんから富士山登山をじっくり楽しむことができます。但し健脚者向けです。

富士宮ルート・・・中部、関西方面の人は大体このルートを使用します。山頂までの距離が最も短く、行動時間も短いです。頂上の剣ヶ峰までも一番近いです。登り下りともに同じ登山道を使いますので部分的に混雑する場があります。駿河湾が一望でき展望のきくルートです。


今回のまとめ

  • 富士山登山 初心者はルート選びが大事!
  • 登山計画
  • 渋滞度
  • 体力度で見る
  • 各ルートの特徴

ルートの決定にはこれらの情報を整理して無理のない余裕のある登山計画を作成してください。初心者は最初の山行きの印象が大事です。山が好きになるためには、事故のない感動的な登頂が不可欠です。

スポンサーリンク