富士山はきれいになった?富士山とゴミについて

富士山はきれいになった?

富士山ゴミ1

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昨今の富士山は、確かにきれいになってきました。実際に五合目から登ってみると、登山道には、かつては無造作に捨てられていた空き缶やペットボトル、紙などのゴミがほとんど見かけなくなりました。

富士山を愛する登山者のモラルの向上や地元ボランティアグループ、そして山小屋のみなさんの懸命な努力の賜物です。

しかし、そうした努力がされているにも関わらず、未だに、登山道か少し外れた脇の場所には依然として、ゴミが堆積し、空き缶などが放置されています。

さらに、一合目から五合目に至る登山道や人が入らない場所では、明らかに不法投棄と思われる家庭ゴミ、粗大ゴミ、産業廃棄物、古タイヤなどが散乱しています。


富士山はまだきれいになっていません

世界遺産登録後の方が登山客のモラルが低下した、という人もいます。

特に登録後、観光登山と称して、山の装備もしないで、気楽に登り、山のルールを無視して、ゴミを放置したまま帰る人が急激に増加しています。


富士山の世界遺産登録が取り消されるかも!

長年に亘るボランティアの人達の膨大な時間と労力、努力によって、富士山はきれいになり、念願の世界遺産登録に漕ぎつきました。

世界遺産登録は登録が目的ではありません。富士山の環境を守っていくことが目的です。

登録はできたものの、富士山の環境問題はまだ道半ばです。未だに不法投棄が続いている状態では、地下水や土壌などの環境を汚染し、生態系に悪影響を及ぼすのは必至です。

ゴミ問題の他にも登山者の安全確保、景観整備、開発の抑止など様々な問題があります。

ユネスコから、富士山の保護、管理について、一元化された包括的な管理計画がないことが指摘されています。早急な対応をしなくてはなりません。

懸命な努力がされているにも関わらず、もしも環境が悪化したりすれば、世界遺産登録が取り消される可能性があります。

そうならないためにも、さらなる法整備の下、官民一体となった取り組みが必要です。

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かつての富士山はゴミの山!

2005年頃までの富士山は本当にゴミの山でした。

山小屋や、山頂の公衆トイレは糞尿のタレ流しでした。山頂からタレ流された糞尿やトイレットペーパーが山肌にこびりついて、強烈な悪臭を放っていました。

この当時の登山者のモラルは極めて低く、空き缶や吸い殻、ゴミなどの放置が平気で行われ、罪悪感が薄かったようです。

さらに、五合目以下の道路脇や森林の中には、電化製品や大型ゴミなどが大量に放棄され、不法投棄が横行していました。

遠く離れて見れば富士山は美しいですが、近くに寄ってみると、こんな有様で、正に富士山はゴミの山でした。

NPO法人富士クラブなどボランティアによる清掃活動

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富士山の世界遺産登録と環境問題を考える時、世界遺産登録よりさらに以前より、富士山の環境問題と取り組み、地道に努力してきたNPO法人富士クラブ他のボランティアの活動が無視できません。

富士山の清掃や環境保護活動を行ってきた人達です。

延べ6,000人を超えるボランティアには、企業や団体、子供会や高齢者団体など様々なグループが参加しています。

こうした人達の地道な努力の御蔭で、富士山は環境問題ではまだ道半ばではありますが、世界遺産登録をなし得たわけです。

少なくとも、五合目から頂上までの登山道には、ゴミらしいものはほとんど落ちていません。外国人も感嘆の声を上げています。

富士山の公衆トイレや山小屋のトイレは改良に改良が重ねられ、便槽に杉チップを詰め、糞尿を微生物の働きで分離、堆肥化される、バイオトイレに切り替えられました。

登山者のモラルの向上もあって、大きな効果を上げつつあります。  


富士山は日本人の心の原風景

富士山登山者のモラルはかなり向上したというものの、まだまだ不心得者が後を絶ちません。富士山の環境問題が大きな関心事となっていても、まだ依然として五合目以下の山林の中にゴミを不法投棄する人達がいます。

富士山の環境を改善し、守っていくことは国民の義務です。遺産登録が取り消されることがないよう、強力に官民一体となって努力していかねばなりません。

日本人の心の原風景が守れるか、緊急の対策が必要です。


まとめ

富士山はきれいになった?富士山とゴミについて
富士山はまだきれいになっていません
富士山の世界遺産登録が取り消されるかも!
かつての富士山はゴミの山!
富士山は日本人の心の原風景

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