寝相を考えた知っておきたい寝袋

 nebukuro

【ミノムシ型】

初めて 寝袋 を使った時、覚えていますか?初めての寝袋というのは、誰しもがワクワクするものです。

ましてやペア用?

まぁ、それはまたワクワクの意味が違いますが。

けれども、二度、三度と回を重ねるごと、つきあっている相手がそうであるように、徐々にその魅力は薄れ、やがて粗が見えてくるもの。

そう。寝袋って、実は、人間工学とか、まったく無視していると思いませんか?

よくよく考えれば、ミノムシ状態。

ミノムシはいいのです。基本、円筒形ですし。どう転がっても似たような形状ですから。

しかし、人間はちがいます。

手もあり、足もあり、しかも動きはミノムシよりもずっと複雑です。


【シュラフだけはいい物を】

ご承知の通り、人間は寝ていても動きます。ミノムシも動くかも知れませんが、円筒形の昆虫よりもずっと複雑。それを、ミノムシと同じ形状の中に閉じ込めておく発想には、少々無理があります。

どこぞの軍隊は、捕虜を捉えると袋状のものに入れて拘束します。ご覧になられた方も多いと思われますが、あれって「寝袋そのもの」ですよね?

罪人や捕虜でもないのに、自ら拘束袋に入るというのも、いかがなものか‥‥‥。

キャンプや宿泊での独自の疲労感は、寝袋にあるのではないのか?

1泊目はともかく、連泊した時の目覚めと同時に来る「すでに疲れている」感は、やはり睡眠の浅さにあるのではと思うこともあります。

登山のベテランは、「シュラフだけは、金をかけても良い物を揃えろ」と教えます。

当然といえることでしょう。

言わんとする主たるところは、保温性にあるのでしょうが、安い寝袋と高い寝袋は、「寝心地」がまるでちがいます。

登山家にとって、就寝による体力回復は生死に関わることもあり非常に大切です。連泊をするのであれば尚更のことでしょう。


【寝相ってなんだろう?】

寝相の善し悪しは、人それぞれといえるでしょう。

修学旅行で、隣りで寝ている人に、いきなり殴られた方も少なくないはずです。

あるいは彼女や彼と初めて2人で迎えた朝‥‥‥「この人、寝相わるっ!」と落胆された経験のある方もいらっしゃるのではにでしょうか。(ご心配にはおよびません。結婚してしまえば、たいていの人が味わうことです)

眠りにレム睡眠とノンレム睡眠があるのはご承知でしょう。

レム睡眠(浅い眠り)時は、筋肉の疲労回復が行われるようにできていて、寝相はこの時の動きによるもの。

つまり、起きた時に、あなたに相手の足がのっかっていたのは、たまたま「レム睡眠だらけだった」ということです。

睡眠環境が悪いと、ノンレム睡眠にはなりにくく、動こうとしますが、寝袋はこれを妨げる構造になっているわけで。疲労感が残るのも無理なからぬところ。


【寝相を考慮した寝袋】

メーカー側もこのことを考えていなかったわけではありません。

最近は、素材も豊富ですから、とうとう「寝相」を考えた伸縮自在の寝袋が考案されました。

モンベルの『スーパースパイラルストレッチシステム』がそれ。

たいそうな名前ですが、ようするに生地が伸縮するもので、これによって、レム睡眠時の手足の動作(寝相)を可能にしたものです。


今回のまとめ

寝相を考えた知っておきたい寝袋
ミノムシ型
シュラフだけはいい物を
寝相ってなんだろう?
寝相を考慮した寝袋

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