自然にやさしい食器洗い方法

地球は約70%が水で覆われていますがほとんどは海水で、陸上の生物が生きるために利用できる雨水、河川水、地下水はわずか2.5%しかありません。

そして、それらの水質汚染が重大な問題になっています。

世界中で約7億人もの人々が飲料に適さない水を飲んでおり、命の危険にさらされています。

水が豊かに見える日本でも汚染は深刻で、下水処理に大量の塩素が必要になっています。

水質汚染の原因は工業廃水、畜産排水、農薬、空気汚染などたくさんありますが、実は最も大きな割合を占めているのは生活排水で、全体の60%にものぼります。

もしこのまま世界人口が増え続ければ、いつまで水資源がもつかわかりません。

一人一人のちょっとした心配りが貴重な水を守ることになるのです。


自然にやさしい食器洗い方法

生活排水が環境に与える影響

河川に直接流れ込んだ洗剤や食品に含まれる有機リンや窒素は藻やプランクトンの大量発生を招き、赤潮の発生、悪臭、生態系の破壊につながります。

魚介類が大量に死に、害虫や病原菌の発生や疫病の蔓延の原因になります。

農産物や魚介類に有毒物質が蓄積し、人間が食べることで公害病の発症にも繋がります。

下水に流れた生活排水は下水処理場で浄化されますが、汚染が深刻だと大量の塩素が必要になり、水道水の質の低下にもつながります。


生活排水で環境を破壊しないために

洗剤を使いすぎない

洗剤に含まれるリンや窒素は水質汚染の最たるものです。洗剤をたくさん使うと水もたくさん使うので二重に水源に負担をかけてしまいます。また、化学薬品や防腐剤、香料などが入った合成洗剤ではなく、界面活性剤の純石鹼を使うことで環境汚染を防ぐことができます。

河川に直接流さない

味噌汁1杯を川に流すと、それを浄化するためには浴槽4杯分の水が必要です。古新聞や古布に吸わせて捨てるなどの工夫をしましょう。

・食べ物を残さない 排水口に目の細かいネットを張る

下水に過剰な負担をかけないために、残食を減らし、細かいごみもできるだけ流さないようにしましょう。


自然にやさしい洗い方

洗剤は重曹、クエン酸、石鹸など自然界で分解できるものを使います

重曹は弱アルカリ性なので酸性の油汚れを中和し落としやすくしてくれます。

500mlの水に大さじ2杯の重曹を溶かした重曹水を油汚れにスプレーしたり、つけ置き洗いに使ったり、床掃除にも使えます。

水ではなく60℃くらいのお湯に溶かすとさらに洗浄力はアップします。

研磨剤としても使え、食器や調理器具の頑固な汚れを優しく落とすことができます。

そのままスポンジに振りかけて使うのが簡単ですが、頑固な油汚れや焦げ付きには重曹1カップと液体石鹼50mlをよく混ぜ、クエン酸大さじ1を加えてホイップ状にして使うのがおすすめです。

粉末の重曹を振りかけた後、クエン酸液をスプレーすると化学反応を起こして発泡するので排水口のような手の届きにくい場所の細かな汚れにも効果的です。

石鹸はいろいろな汚れ落としに効果を発揮しますが、特に油汚れに強いのが特徴です。泡で汚れを包み込んで落とすので、よく泡立ててから使うのが効果的です。

市販の石鹸には合成界面活性剤や香料の含まれた複合石鹸もありますが、環境のことを考えるなら純石鹸を選びましょう。

油汚れはキッチンペーパーや古布で拭き取っておきます

古くなった布巾やタオル、ハンカチなどを使いやすい大きさに切ってティッシュペーパーの空き箱にストックしておくと便利です。

油物とそれ以外の物に分けてつけ置きします

油で汚れた食器や調理器具は別にして浸け置きしておき、後から洗うと経済的で効率よく片付けることができます。

汚れの少ないものから洗います

水洗いだけでいいもの、少ない洗剤でいいもの、小さいもの、油汚れのものの順番で洗うと無駄がありません。

鍋やフライパンの汚れはゴムベラやスクレーパーで取り除いておきます

シリコン製のおたまやヘラを使うときれいに注ぎ分けられて鍋やフライパンに残る量が減ります。

カレーやシチューなどは特に洗う前のひと手間で洗い時間が全然違ってきます。

汚れを取り除いた後、重曹水か石鹸水をスプレーして古布で拭き取っておくとより短い時間できれいに洗えますし、排水量も減ります。

濯ぎはため濯ぎをした後仕上げ濯ぎを

ざぶざぶ水を流しながら濯ぐより、桶に溜めた水に浸けてから濯ぐ方が節水になります。

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