スパイスによる食中毒を防ぐための方法

スパイスによる食中毒を防ぐための方法

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スパイス は料理に使うと少しの量で劇的に風味をアップさせてくれます。

食欲を増進させたり、臭みを取ったり、色彩を加えたり、その他に健康効果もあります。

食卓を豊かに彩るのに欠かせないスパイスですが、残念ながら使い方によっては人体に害を及ぼすことがあるのも事実です。

スパイスと上手に付き合うために、スパイスの持つ危険性について考えてみましょう。


なぜ菌が付着するか

まずスパイスの製造過程に問題がある場合があります。

日本ではあり得ませんが、不衛生な環境で採取、乾燥し、製品化されたものの中には細菌に汚染されているものがあります。

その場合は摂取量がわずかでも悪影響がありますから注意が必要です。

わずかですがインドやギリシャから輸入されたスパイスの中に、サルモネラ菌に侵されているものが発見されたことがあります。

特ににコリアンダー、バジル、オレガノ、ペッパー、カレーパウダーが汚染の可能性が高いことを指摘されています。

サルモネラ菌は動物の小腸に生息する細菌で、河川や下水などの自然界にも広く存在しています。

犬や猫などのペットから感染する場合もあります。

毒性が強く、乾燥した環境でも死滅しないので、スパイスに混入すると少量でも重篤な食中毒症状を引き起こします。

獣肉の生食、鶏卵が主な感染源として知られていますが、手洗いの不十分な手からの二次感染も起こります。

サルモネラ菌による食中毒は症状が重く、発熱、嘔吐、下痢、腹痛で、重篤になると時には死に至ります。

また、感染者は回復後長期にわたって保菌者となる可能性があるので、排泄物から新たな感染が広がることもあります。


スパイスによる食中毒の予防法は?

予防策としては、スパイスの製造元を良く確かめることです。

信頼できるメーカーの商品を選ぶことで、サルモネラ菌の危険からは逃れられます。

また、サルモネラ菌は熱に弱いので、75℃以上で1分以上加熱すると死滅します。

不安のあるスパイスはマリネやサラダに利用せず、煮込み料理などに使うようにします。

下味として使った場合も、しっかりと火を通します。


間違ったスパイスの使い方

次に、間違った認識でスパイスを使用している場合です。

スパイスの中には殺菌、抗菌作用に優れ、食品の防腐に役立つものもあります。

シナモン、オレガノ、タイム、オールスパイス、ローズマリー、クローブなどが黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ、大腸菌に対して抗菌力を持っていることが実験でわかっています。

また、カビに対してもシナモン、クローブ、セボリー、オレガノ、タイムが阻害性を持ちます。

しかし、これらは実験室内での結果であり、雑多な食品がある家庭の冷蔵庫とは条件がまるで違います。

スパイスは万能ではありません

作用を過信するのは危険です。

ましてやサルモネラ菌に侵されたスパイスを保存目的で使用した場合、被害は甚大です。


スパイスの中毒性

スパイス自信が中毒性を持つものがあります。

ナツメグは脳神経に作用し、躁状態や幻覚、精神不安を引き起こします。

動悸、眩暈、嘔吐の症状もみられます

シナモンは血液循環をうながし、子宮出血を招く恐れがあります

また、シナモンアレルギーを発症する場合もあります。

ローズマリーも子宮に刺激を与えます。

サフランは子宮収縮作用が知られており昔から妊娠中の使用は敬遠されています。

大量摂取による死亡例もあります。

フェンネルは女性ホルモンと似た成分を含んでいるので小児や思春期の男子の摂取は好ましくありません。

ターメリック(ウコン)は二日酔いの予防に有効ですが、大量摂取が続くと肝機能障害を起こすことが報告されています。

もともとスパイスは薬として重用されてきました。

薬効が強ければ強いほど副作用があるのは化学合成された薬と同じです。

通常使用する分量では全く問題ありませんが、大量に摂取すると命にかかわることもあり大変危険です。

適切な使用料を守って健康で豊かな食生活を楽しみたいですね。


まとめ

スパイスによる食中毒を防ぐための方法
なぜ菌が付着するか
スパイスによる食中毒の予防法は?
間違ったスパイスの使い方
スパイスの中毒性

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