昭和のアウトドア事情がすごい!③

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』作者「ママチャリ」の不定期コラム第三弾

引き続き、三菱自動車発行1979年の小雑誌『アウトドアブック』から。第三弾です。

前回は、ギャルズライフアドバイザーによるアウトドアの食事。「蝉を食う・トンボは珍味」までご紹介しました。ここだけ読んでいると、アウトドア=サバイバルと勘違いしているのではないか?と思われる向きもあるでしょうが、その通りです。

昭和はワイルドなのです!


釣るより手づかみ!

一通り、野山の虫を物色したギャルズアドバイザーは、今度は、いよいよ沢へと下ります。

このあたりは現在のアウトドアライフと似ていますが、昭和のターゲットはヤマメ、鮎とかいったフィッシングではなく、いきなり「カワゲラ」

カワゲラ、ご存知でしょうか?

ちょっとドエェ〜

ついでのように沢ガニと、小エビは簡単に捕まえられる、と紹介されていますが、いずれも漁は「素手」

ちょっとむずかしいとされているのがドジョウ。

本当に、沢ガニと小エビとドジョウが一緒に生息する川があるのか、はなはだ疑問ですが‥‥‥昭和は、自然がまだまだ豊かだったのです。


両生類のレシピ

ドジョウについては、「柳川鍋がイケル!」と紹介されていますが、どうでしょう?土を吐かせてからでないと、泥くさくて食えない気もしますけど、昭和のアウトドアはそんなことは気にもとめません。

せっかく昆虫から魚類へと平成文明に近づいたか?と思われたのもつかの間、次がカエル。両生類に逆戻り。

「後ろ足からグイと皮を剥いで腿肉を唐揚げにするといい」

どうでもいいですが、柳川鍋以外、これまで出て来た調理法は、全部「唐揚げ」です。

つまり、アウトドアメニュー=唐揚げです

大量な油が必要なわけですが、これらは、全て文明社会から持って行くわけで、ならばフツウに食材も持って行けばいいのでは?などという考え方は、平成の文明社会に慣れ切った堕落した考え方であり、アウトドア派失格です。


当然の爬虫類

そして、当然のように爬虫類へと食生活が退化します。

出だしからして素敵です。

「蛇ならシマヘビだ!」

言い切ってます!まぁ、マムシということはないでしょうが。それでも、けっこう確保は大変そうです。

アオダイショウは不味いんだとか。

では、ギャルズアドバイザーおすすめのシマヘビ・レシピをご紹介します。

「ウナギみたいに開いて、醤油と味醂でつくったタレをつければ、これすなわち蒲焼き」

例によって、醤油と味醂は文明社会から持って来てるわけですが、出没するかも分からないシマヘビのために、味醂まで用意するぐらいなら、フツウに鰻も買ってくればいいのでは・・・・そうでした。アウトドアでした


お待たせのフィッシング

両生類から爬虫類にまで及んだところで、お待たせのフィッシング!

シマヘビを捕まえるくらいなら、誰がどう考えたって、沢釣りだと思えますが、なんと!釣りについては、わずか5行たらずしか解説がありません!

曰く。釣果は腕と運しだい

え!それだけ?

そんなこと、分かりきってるんですけど?

「魚類」全てで、シマヘビより扱いが小さいなんて・・・・

次回はキノコです。もう嫌になっちゃいました?

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