昭和のアウトドア事情がすごい!④

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』作者「ママチャリ」の不定期コラム第四段

引き続き、三菱自動車発行1979年の小雑誌『アウトドアブック』からの第4弾。

同社の名誉のため、監修は文化放送であり、執筆されているライターの方々もそれなりの方たちです。

前回は『シマヘビは蒲焼き』まででしたが、秋になれば、ぐっと身近なキノコや木の実。

振り返れば、昭和のアウトドアの夏には、鬼気迫るものがありましたので、ちょっと安心です。


例によって頼みは文明社会

キノコの記述については、おそらく平成でもこうであろう、という模範のような記事です。

個人的に、キノコは猛毒のある物が多いので、実際のアウトドアでの採取はお薦めしませんが、今だってキノコ狩りは、お年寄りを中心に秋のレジャーのひとつですし、稀に熊に襲われたりするのも風物詩と言えば風物詩。

レシピも豊富に紹介されています。

夏には、「トンボもカエルもナンデモ唐揚げ」だったのに対し、すまし汁、みそ汁、ナメコおろし、炊き込みご飯まで!味付けにレモン汁と、文明社会の食材フル活用で、もはや家で食うのと変わりないほど!

振り返れば、シマヘビまで食べたあの夏はなんだったのでしょう?

ひと夏の過ち?

けれども、せっかくの実りと食欲の秋。たとえ文明社会頼みでも、アウトドア派としては、ぜひチャレンジしてみたいもの!

シメのコピーが素晴らしいです。

『キノコは食べられないものの方が多いのだ!』

そうですよねー・・・・。


その点、木の実は安心だ!

昭和という時代は、つくづく「安全」には無頓着な時代でしたが、それがアウトドアともなれば、いたしかたないのかも知れません。一種、「死も覚悟せよ!」みたいなところもあり、だからカッコイイと思われていた時代だったのです。

今でこそ、「趣味はアウトドア」→「ふ〜ん」ですが、昭和では「趣味はアウトドアだぜ!」→「カッコイイ!」といった風潮が確かにありました。

だからこそ、たとえ味醂は文明社会で調達しても、鰻は買わずシマヘビを獲って食べる・・・のでしょう。きっと。

前置きが長くなりましたが、「木の実」です。

太古の昔から、人間は木の実をとって食べていましたから、ここは平和です。

ただし、注意書きが、

「有害な木の実は、シキミと毒ウツギ。ほかにソテツ、ウメ、スズカケの木など、せいぜい9種類なので、あまり心配することはない」

9種類もあるのかよ!?

しかも残り4種類はアヤフヤ・・・・

じゅうぶんに心配なのは、やはり平成のアウトドアが堕落しているからでしょうか?


ちゃんとしたことも書いてある

この『野外食事編』が、女性ライター(それもギャルズライフアドバイザー)によって書かれたことは驚きに値しますが、さすがにこれでは「ただの野生・・・」と判断されたのか、他の方の執筆で、ハンゴウや魚の調理方法も書いてあります。

なにより、このままでは肝心な車が売れそうにありません。

では、順不動になりますが、次回は初心にもどって、冒頭『アウトドアライフを始めてみよう!』から、ご紹介します。

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