テントの歴史を変えたモンベル『ムーンライトテント』

テントの歴史を変えたモンベル『ムーンライトテント』

モンベルは1975年の創業。テントを販売し始めたのは、それから4年後の1979年からですから。テントの歴史からすれば、メーカーとしては比較的新しい方です。

それが今や、10種にも及ぶカテゴリーで、人数分けも含めば50種以上のテントを製造販売するリーディングカンパニーに。

全ては、『ムーンライトテント』から始まりました。


月夜の下でもテントはできる

同社を一躍有名にしたのが、モンベル最初のデビュー作『ムーンライトテント』です。

よく車にも『ムーンルーフ』とかいう天窓があるので、天井が工夫されていて『アルプス一万尺』の“♪テントの中でも月見はできる〜”を地で行っているのかと思いきや。そうではなく、「設営が簡単で、月明かりの中でもできる」から。

“♪月夜の下でもテントはできる〜”正解

このことが、登山者たちにとって、どれほどありがたかったことかは、想像に容易でしょう。

発売からジワジワと広がり始め、最終的には、当時まだ無名だった『モンベル』の名を世の中に知らしめるロングセラーになりました。

もちろん現行商品。


月が出ていなくても大丈夫

『ムーンライトテント』は、とにかく設営が簡単なのが「売り」です。

テントの形状を、あらかじめフレームとして持ち、そこにテント生地の張力で強度を保つという、まったく新しい発想。

このフレームにジョイントを3〜4カ所くっつけるだけで、テント自体の設営は完了します。

後はひたすらペグ打ちですが、それを合わせても5分〜10分で全行程がフィニッシュ!

それまでのテントが、上棟式もやった方がいいのではないか?と思われるほどの面倒くささでしたから、当時は驚異的でした。

さらに驚きは、5人用や7人用でも、ほとんど手順がちがわないこと。

ご心配なく。お父さんの見せ場である「ペグ打ち」はあります。

が、これもロープを引っ張る従来タイプとは異なり、基本はフレームが支えて根元を固める、といったスタイル。


とにかく快適

でも、『ムーンライトテント』は、ただ単に簡単なだけではありません。

『ムーンライトテント』は、高温多湿な日本で生まれただけあり、雨に強く、なおかつ通気性がよい、という一大長所を持っています。

“♪雨が降ったら濡れなきゃいいさ〜”

現在は、ムーンライトテントよりも軽量だったり、さらに組み立ての簡易なテントもありますが、ムーンライトテントほどの快適性を兼ね備えたテントは、なかなかないでしょう。


今回のまとめ

  • テントの歴史を変えたモンベル『ムーンライトテント』
  • 月夜の下でもテントはできる
  • 月が出ていなくても大丈夫
  • とにかく快適

売れるには、売れるなりの理由があるわけです。

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