釣りたてのワカサギの美味しい食べ方

ワカサギ はもともと日本海側では島根県から北、太平洋側では千葉県や茨城県より北の湾内や汽水湖に生息していたキュウリウオ科の魚です。

徳川家11代将軍家斉公に献上されたことから「公魚」とも書きますが正しくは「若小魚」です。

厚く張った氷に穴を開けて釣り糸を垂れる氷上釣りは冬の風物詩ともいえる光景です。

儚げな見た目と違って環境適応力に優れており、海とつながっていない内陸の湖に生息しているのは100年ほど前に移植されたいわば外来魚です。

氷上釣りができる湖は北海道に多く、次いで長野県、群馬県、福島県、秋田県、岩手県などでも楽しむことができます。

ボート釣りや船底に炉を切ったドーム船でのワカサギ釣りなら栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、岐阜県、兵庫県、奈良県などでも楽しむことができます。

ドーム船は暖かい船内で釣ることができるので初心者や寒さに弱い人にもおすすめです。


釣りたてのワカサギの美味しい食べ方

ワカサギの特徴

シシャモやチカと同じキュウリウオ科の魚で微かに草のような香りがします。鮮度落ちが早く、ちょっとでも古くなると腹が裂けます。

釣り場によって漁期は異なりますが、秋から冬にかけて余分な脂肪が落ちて身が締まった頃から、再び脂がのりはじめる雪解けの頃までが最も美味しくなります。

多くは1年魚ですがまれに2~3年生きる個体もいます。

高温に弱いので釣ったワカサギはすぐにクーラーボックスなどに移して保管します。


ワカサギの食べ方

しっかり温度管理をして保存しても1日しか日持ちしないワカサギは釣りたてが一番です。

昭和初期に遊興としてのワカサギ釣りが始まった頃は現在より気温が低く湖の氷も厚かったため、氷上にストーブや七輪を持ち込んで釣りたてを焼いて食べることもありました。

今でもキャンプ用のカセットコンロを使って氷上で料理する人もいます。

うろこは弱くはがれやすいので、冷水の中で指を使ってそっと擦るだけで簡単に落とせます。

・ワカサギの天ぷら

うろこを落としたワカサギに薄く薄力粉をまぶし、ゆるめに溶いた衣をつけて180℃の油で揚げます。

天つゆより塩で食べたほうがワカサギの味が際立ちます。

・ワカサギの唐揚げ

塩水で綺麗に洗ったワカサギの水気を軽く拭き、薄力粉と片栗粉を半々に混ぜた粉をまぶして180℃の油で揚げます。

油に入れた直後は触らずに我慢して、ワカサギが浮き上がって泡が小さくなったらときどき持ち上げて空気に触れさせながらカリッと揚げます。

ワカサギと一緒に紙袋やポリ袋に粉を入れ、空気で膨らませてから大きく優しく振ると粉が綺麗に薄くつきます。

・ワカサギのアツアツ南蛮

揚げたてのワカサギの唐揚げをサッと甘酢にくぐらせます。

甘酢の割合は酢大さじ2、醤油大さじ1、砂糖小さじ1/2、好みで赤唐辛子の小口切りを加えます。漬け込みにする場合は出汁または水大さじ2で割ります。

南蛮漬けは普通一晩ほど馴染ませていただきますが、まだ熱いワカサギに酢の効いた冷たい甘酢がサッと絡んだものもスッキリとした美味しさです。

釣りたてを屋外で調理するなら、瓶かタッパーに千切りにした玉ねぎ、にんじん、ピーマン、セロリ、赤唐辛子の小口切りと甘酢を合わせた南蛮ダレを作って持っていくと簡単です。

残ったらそのまま漬け込んでおけば2~3日は美味しくいただけます。

・ワカサギの醤油漬け

さっと洗って水気を拭いたワカサギを炭火で網焼きにし、焼き立てをジュッと醤油に浸けてすぐにいただきます。

熱々の身にきりっとした醤油が効いて絶品です。

・ワカサギの刺身

小さいので面倒ではありますが、釣りたてでないと味わえない貴重な一品です。

小さめのアーミーナイフがあると便利です。

うろこを落としたら頭と腹を切り落とし、中骨に沿って三枚に卸します。

淡白な美味しさは絶品ですが、寄生虫の危険性がないわけではありませんので注意が必要です。

特に内臓は食べないようにしましょう。

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